EOS M5の高速AF・高速連写なかなか良いですね。こういう動きがある被写体も望遠で撮影することができるようになりました。EVFを覗きながらちゃんと被写体を追えるのも良いですね。
被写体は駅のホームに入線してくる電車です。少しは苦戦するかと思ったら、いきなり全コマしっかりピントが合ってきました。これには少し驚いた。また、タッチ&ドラッグ AF は動体撮影に使うと改めて素晴らしさを実感できます。追尾 AF 機能を有効にしておけば、被写体が登場した際にタッチ&ドラッグで被写体をダイレクト選択すれば、あとはカメラが被写体をオブジェクト認識してオートで追いかけてくれる。
AFは快適です。STM駆動のEF-Mレンズと組み合わせると、本当に無音で一瞬でピントが合います。AFフレームが広いがゆえに、思ったところではないところにピントが行くことはあっても、レンズ駆動が行ったり来たりして迷うとか、合わせるのは無理と諦めてしまうなんてことはありませんでした。
一度AFがとらえると、近くに複数の動体があっても、なかなかピンは外れません。逆に、焦点の被写体を変えたい時はタッチパネルで触れば、直感的に動かせて、すぐに追尾してくれるのはすごく便利でした。
EOS M5のWi-Fi機能を一通り使ってみましたが、全般的に非常に使いやすいと思います。特に一番よく使う画像の確認と転送が分かりやすいし、動作もストレスありません。スマートフォン側からだけでなくカメラがで操作できるのも良いと思います。
EOS M5、もうすっかり手に馴染んで、操作上何ら戸惑うところはありません。各ボタンに割り当てられているショートカットを覚えなくても、液晶画面右上の「Q」を押せばクイックメニューが開き、ほとんどの撮影パラメーターがタッチ液晶で変更できるので、ショートカットを覚える必要がないのです。
個人的にはモニターを見ながらの撮影は苦手なので、EVFがあるのはすごく嬉しいです。EVF撮影の際に便利なのが、こちらのダイヤル群です。位置関係をしっかり覚えておけば、ビューファインダーをのぞきながら、ダイヤルを見ずに右手で様々な設定の変更が可能。
モニターは180度回転するので、自分撮りにも便利。画面に自分の顔が映っていると、娘も注目してくれます。走り回る子供にフォーカスを合わせるのに、「タッチ&ドラッグAF」機能がものすごく役に立ちました。パパママにはとりあえず、この機能だけは試してみてほしいな。
撮れる画はやっぱり EOS の流れを汲む安定感があり、安心してカメラにディテールを委ねられますね。全部自分でこだわるのもいいけど、ある程度は機械に任せながら一点だけ自分のこだわりを入れる、というのが大人の趣味というやつなのかも。
なかなか優秀なホワイトバランスをお持ちのようです。そして撮った後の画像処理も、コントラストが高すぎず、低すぎず、とても良い感じでjpegになっているので、ちょっと感動しました。
陽がだいぶ落ちてきて、でも手ブレ補正のない旧 EF70-200/F4L で撮りたかったので、ISO2500 まで感度を上げて撮った一枚。M5 はうまくノイズを抑え込んでいますね。
EVF撮影の際に便利なのが、ダイヤル群です。位置関係をしっかり覚えておけば、ビューファインダーをのぞきながら、ダイヤルを見ずに右手で様々な設定の変更が可能となるわけです。
このタッチ&ドラッグAFという機能。効き目によって背面液晶への顔の被り方が変わりますので、液晶面のどのエリアをタッチパッドとして使うのか、そしてAFフレームの指定は絶対位置とするか相対位置とするか、など細かい設定が可能です。
グリップやダイヤルの形状は 、EVF を搭載することで変わった重量バランスやマウントアダプタ経由で EF レンズを装着したときの安定感にも配慮した握りやすさになっています。出っ張りを極力抑えながらもホールド感のあるこのグリップはなかなか秀逸。
単にAF機能が優れているというだけでなく、特に動体に対して集中的に強化されているな、という印象を受けました。子供・動物・乗り物・競技・パーティシーン。通常使用の範囲内でこの機能の便利さを実感する場面も多いのでは、と思います。
ファインダーを覗きながら親指の腹で回せる露出補正ダイヤルは◎、その隣のサブ電子ダイヤルと、上面に配したファンクションボタンも良い使い勝手。単にEOSのミニチュア化、ではなく、EOS Mとしての操作性を練り込んでいるのが感じられる。
EVFは単純に視界の広さを追求したものではなく(むしろあまり広くない)、眼鏡をかけた方でも快適に覗けるような設計がされているとのこと。EVFを覗いている間に背面液晶画面をタッチパッドのように使って、AF枠を移動させることができます。
地味に感動したのが「流し撮りモード」!物は試し…と思って適当に撮った1枚が下の写真ですが、 一発でいきなりバチッとピントが来ていて、ブレてもいなく、 まさに脳内「えええ!?」といった状態(笑)
ボディはグリップの握りやすさを残しつつ、ギリギリなコンパクト感が実現されていて、「持ち歩きやすさ&ハイスペック」のいいバランスなのかなと。そして、150mm望遠付とは思えない位、軽い。
EOSシリーズとして初めて最新の映像エンジン「DIGIC 7」を搭載し、最高ISO感度25600、デュアルピクセルCMOS AF搭載で高速AF、AF追従連写で最高約7コマ/秒などなど、キヤノンの本気度を感じますね。
EOS M5の常用ISO感度は100から25600までということなので、4000くらいだったらまだまだいけるのでしょうね。これだけ暗所でも撮れるのですからなかなか感心しました。
一度AFがとらえると、近くに複数の動体があっても、なかなかピンは外れません。逆に、焦点の被写体を変えたい時(↑例えば、オレンジの電車から右の後続車へ)はタッチパネルで触れば、直感的に動かせて、すぐに追尾してくれるのはすごく便利でした。
個人的に今回のM5の機能で一番びっくりした機能がタッチ&ドラッグAFです。ファインダーを覗きながら消えているはずの背面液晶を親指でなぞると、それに合わせてAFフォーカスエリアが移動するという、これまで、欲しかったけどほんとにできるとは思っていなかったような機能!
あまり明るくない部屋なので、シャッタースピードは1/30~1/60です。それでもAFがカメラに向かって走ってくる被写体(列車)や走り去る被写体に食いつき、動きを止めています。
M5 のボディデザインは白レンズ(望遠系の L レンズ群)にも対応できるグリップ感やバランスを目指したというだけあって、これだけフロントヘビーなレンズを装着してもホールド感は悪くありません。