1970年福岡生まれ。2012、2013年「東京カメラ部10選」に選出。日々の通勤風景を主に、いつも見ている変わりばえのない、しかし二度とやって来ない一瞬の情景を大切にし、人が入った物語のある写真をテーマのもとに、人びとの優しく楽しい感情が伝わる事を目標に日々撮影。子供の頃の目線、何と無く懐かしさを感じて貰える様に、ライブビューを使った低い目線、思い切って背伸びをした様な高さからの撮影が特徴的。
福岡を拠点に、ダラダラした雰囲気のネコ写真を中心に猫写真家として活躍中。見た人がニコッと笑ってしまうネコ写真が撮りたくて、島に通うことも。数々のネコ雑誌でフォトエッセイを連載していた経験あり。現在、猫写真集「あきらめニャければうまくいく」(電波社)より発売中! 日本各地へ出張して結婚式撮影やロケーションフォトなどを撮影するウエディングフォトグラファーとしても活躍中。
「東京カメラ部」とは、総計200万人以上のファンを持つ、日本最大級の審査制写真投稿サイトです。
2016年10月22日(土)、東京カメラ部 THE GALLERYにて「EOS M5タッチ&トライイベント」を開催しました。
このイベントには東京カメラ部で一般募集し当選された皆さんが参加されました。
イベント前半は、東京カメラ部10選の富久 浩二氏、コンテスト入賞者の森永 健一氏のスペシャルトークショーを開催。イベント後半は、参加者の皆さんにEOS M5をお貸し出しし、会場周辺の表参道・原宿近辺での撮影をお楽しみいただきました。
EOS M5を参加者全員にお貸し出しし、簡単に操作の仕方をご説明した後、富久氏と森永氏からEOS M5で撮影された作品や操作感、その魅力について語っていただきました。
まずは、メインカメラとしてEOS 5D Mark IIIを使い、サブカメラとしてEOS Mも持ち歩かれている森永さんにお話いただきました。 「コンパクトなカメラでスナップ写真が撮影しやすそうだと思い、今回は渋谷や新宿で撮影してみました。」
「仕事柄、ドキュメントとか見たままを撮りたいという気持ちがあります。コンパクトサイズのEOS M5は、街中で立ち止まって撮影していても威圧感がなく、自然な表情を切りとることが出来るのが良いですね。 特に、“EF-M22mm F2 STM”のパンケーキレンズは薄型でコンパクトボディとの相性も良く、スナップ撮影にはおすすめです。 スナップ撮影のときには、簡単にモノクロ表現も楽しめクリエイティブフィルターの“ラフモノクロ”を使うのもお気に入りです。」
「本職のウェディング撮影をするときも、メインカメラと一緒にEOS Mを持っていくことにしています。今回もEOS M5を持っていきました。 メインカメラであるEOS 5D Mark IIIとメニュー画面も基本は同じなので、EOS Mシリーズは違和感なく使い始めることができます。 約2420万画素の大型CMOSセンサーを搭載しているので描写はしっかりしてますし、クリエイティブフィルター“ジオラマ風”を使って簡単にかわいい仕上げにもできます。キヤノンユーザーなので、持っているレンズ資産をそのまま使えますし、グリップのホールド性もとても良いので、大きなレンズをつけても持ち歩くのに便利です。」
「チルト液晶を最大限に活用できたかなと思うショットです。博多駅にできていた水たまりに、すれすれまでカメラを近づけて撮影しました。目線や時間帯を変えるだけですが、夜はSFっぽい雰囲気を出せて、朝と夜で違う顔が見えるようでおもしろいですよね。」
「ウェディング撮影の傍ら、ネコの写真撮影もしています。 EOS M5はシャッター音も小さいので、連写をしても音は気になりません。お子さんが寝ているシーンを撮影するのにも良さそうですね。 普段できないような真上からの撮影も、チルト液晶だと簡単です。」
次に、富久さんからお話いただきました。
まずは、マクロレンズ“EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM”で撮影した写真です。
「画角が決まっているレンズなのでイメージに合うフレーミングになるように、近づきながら撮影した一枚です。
お姉ちゃんが花をお母さんに手渡そうとしている瞬間と、妹との間が少し離れたタイミンングを待って撮影しました。
ファインダーをのぞいて、“タッチ&ドラッグAF”で左下端の方にフォーカスを合わせたのですが、ファインダーをのぞきながらでも液晶上で指をスライドさせるだけでピント位置を変えられるのはやっぱり楽ですね。“タッチ&ドラッグAF”がない場合は、おそらく14~15回はボタンを押してAFポイント動かしていたと思います。」
「これは姪が送ってくれた人形を同じく“EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM”で撮影した一枚です。小物を撮影するときは影ができてライティングなどの用意が面倒だったりしますが、レンズにLEDライトがついているので、それを点灯させれば影が少なく納得のいく一枚に仕上げることができました。調光もできるので加減も効いて良いですね。」
「信号を交差点の上から、200mmの画角があったからこそ撮影できました。 200mmは重くてなかなか持ち歩けないレンズですが、EOS M用のレンズ“EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM”は小さくて軽いので重宝しました。 ファインダーをのぞいたときに撮影情報を画像の周辺に表示させる“縮小表示”ができるのも気に入りました。基本撮るときは画に集中したいので、画像と情報が重ならないのはとても便利です。」
「これは狙ったわけではなく、右にいる人がいるところに自転車がぱっと視界に入ったのであわてて撮りました。 スリープモードからシャッターボタンを押して撮影ができるまでの起動時間がかなり短く、高速AFやレンズ内の手ブレ補正も相まって、ぶれていないところもすごいですね。」
「ここは近所の駅で、よく貨物列車の隙間を使って向こうにいる人を狙うことが多いのですが、あまり見かけない臨時列車が来たので、ここを逃してはいけないと高速連写モードで撮影しました。
最高約9コマ/秒の連写性能だったから撮れたショットかなと思います。
連写性能に加えてAF性能が速いということもあって、1車両目で1発で撮ることができました。」
富久さんと森永さんの撮影裏話を聞いた後は、EOS M5を持って実際に会場周辺の表参道・原宿近辺で自由に撮影をしていただきました。
希望者向けに、一足先にEOS M5を試した富久さんと森永さんから簡単なレクチャーや撮影のコツなどもお話いただきながらフォトウォークを楽しんでいただきました。
今回参加された方がEOS M5を試された感想は以下からご覧いただけます。
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